The setting for Nick Joaquin’s most famous short story, May Day Eve
The setting for Nick Joaquin’s most famous short story, May Day Eve
A tasty spread of Filipino food
Braised pork stewed in a rich adobo sauce
In Nick Joaquin’s post-war accounts, people used to swim in the Pasig River
One of the nation’s most beloved dishes, lechon

フィリピンの優れた作家たち

都会で数日過ごす間、または無数の島々を訪ねる間、旅の雰囲気を味わっていただけるよう、私たちが好きなフィリピン文学作品を4つ集め、リストにしてみました。旅の準備を…


ミゲル・シフーコ(Miguel Syjuco)の『イルストラード(Ilustrado)』
ニューヨークタイムズ紙のブックレビューは、この小説を高く評価しています。きっとあなたにも気に入っていただけるはずです。ハンサムな若手作家ミゲル・シフーコは、デビュー作『イルストラード』で2008年マン・アジア文学賞を受賞しました。この小説は、ハドソン川から引き上げられた著名作家の遺体に端を発し、150年にわたるフィリピンの歴史を描いています。作家の愛弟子だった若者は、検視官の自殺という所見に納得できず、作家の人生、詩や物語、フィリピン王朝の腐敗を暴いた内容が綴られているはずの失われた原稿にまつわるミステリーをめぐり、調査を開始します。殺人ミステリーからドラマチックな家族のサーガに至るまで様々な要素が盛り込まれた『イルストラード』は、読み応えのある、斬新で豊かな小説です。この作品をきっかけに世界の目がフィリピンに注がれることになりました。

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エイミー・ベサ(Amy Besa)『フィリピン厨房の回顧録(Memories of Philippine Kitchens)』
美食にこだわるこの国にあって、豊かで多様なフィリピン料理の遺産に触れない訳にはいきません(現在は特に米国で人気があり、ヴォーグ誌上でも賞賛されています)。フィリピンのシェフであり食通として知られるエイミー・ベサはニューヨークに移住し、この著作が認められてジェイン・グリグソン賞を受賞しました。この作品はフィリピンの家庭料理から、中国やスペイン、アメリカの影響まで、彼女の祖国の料理史を辿っています。伝統的な調理法、フィリピンのシェフたちにまつわる物語や記憶の数々が、100を超える家庭用レシピと共に盛り込まれています。そのレシピは、魅力的な「アドボ」調味料から、最高の「レチョン」子豚、失われつつある古代料理に至るまで多岐にわたります。お召し上がりください!

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ホセ・リサール(José Rizal)作『ノリ・メ・タンヘレ(Noli Me Tangere、我に触れるな)』
フィリピン文学の父がフィリピンのあらゆる作品の偉大な先達として、愛情を込めて「The Noli(触れてはならないもの)」と呼ばれているのに不思議はありません。反植民地主義者であり、結果的にその信念のために命を落としたホセ・リサール(1861-1896)は現在も国の英雄として讃えられています。スペイン語で書かれたこの作品では、フアン・イバルラとマリア・クララの熱烈なラブストーリーが、抑圧や拷問、殺人といった背景への痛烈な対比として描かれています。アジアがヨーロッパの植民地支配に抵抗する最初の重要な芸術的表明となったこの傑作は、学校のカリキュラムの一部として使用され、フィリピンが現在に至るまでの道程を理解する上で決して欠かすことのできない作品となっています。

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ニック・ホアキン(Nick Joaquin)作の『二つのヘソをもつ女(The Woman Who Had Two Navels)』および『トロピカルゴシック物語(Tales of the Tropical Gothic)』
生誕100周年に当たる今年は、フィリピンを象徴するこの作家の作品集にふれるこの上ない機会です。ニック・ホアキンとしてその名が知られるニコメデス・マルケス・ホアキン(1917-2004)は、ラテンアメリカの作家たちがマジック・リアリズムの人気を確立するずっと以前から、この手法で植民地独立後の困難な問題や民間伝承、カトリック信仰に関する著作を残した偉大な作家として広く認められています。しかし、彼の作品は母国以外ではほとんど読まれていません。このペンギンクラシックでは彼の最も興味深い物語をいくつか選出しています。その中には、古典的な冒険譚、「A Portrait of the Artist as Filipino」や、激動のモンティヤ一族を描いた戦後の大河小説で彼の「シグネチャー」作品となった「May Day Eve」などがあります。

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