Collection Alicia Koplowitz(アリシア・コプロビッツコレクション)

あなたのお気に入りの画家を思い浮かべてみましょう。たとえば、モジリアーニの優美でアーモンド型の瞳をした肖像画。あるいは、ゴーギャンの異国情緒あふれる、熱帯の色彩に包まれたタヒチの風景。ピカソの力強い筆遣いに魅力を感じるかもしれません。ジャコメッティのほっそりとした彫像はいかがでしょう。こうした作品群のほかにも、さらに幅広い時代にわたるアート作品を集めた展示がパリで催されます。「From Zurbarán to Rothko(スルバランからロスコまで)」展では、アリシア・コプロビッツコレクションの見どころにスポットを当てています。

Musée Jacquemart-André(ジャックマール=アンドレ美術館)では、スペインの実業家によるファン必見のプライベートコレクションが披露されます。ティエポロ、カナレット、ゴヤ、トゥルーズ=ロートレック、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、モジリアーニ、シーレ、フロイト、ジャコメッティなど、ヨーロッパや米国の巨匠たちによる古典から近代までの多彩な名作が一堂に会します。これは見逃せません。初展示作品も多数!

情熱的な美術品コレクター、コプロビッツ(Koplowitz)氏の女性肖像画を見極める眼識は超一流。30年にわたり収集された自由奔放な53作品からその片鱗を見ることができます。女性はミューズ、モデル、アーティストとして、さまざまな魅力でその存在感を放ちます。キース・ヴァン・ドンゲン(Kees van Dongen)の描いた「Femme au grand chapeau(大きな帽子の女)」は、緑の羽根飾りがついた黒い帽子をかぶり、裸体にアームバンドのみという出で立ちで、深紅の口紅をさした女性がわずかに頭を傾ける様を描いた大胆な肖像画です。コレクションは、絵画と彫刻、近代的な作品と古い芸術品との比較にも注目しています。

ロスコ(Rothko)に熱狂し、ブルジョアの喜びに浸る。しかし、インテリアへの賛美も忘れてはなりません。この美術館はかつて、もう一人の型破りな文化人、ネリー・ジャックマール(Nélie Jacquemart)の住居でもありました。彼女の夫はこの地で芸術や家具の多様な作品を収集していました。ブラボー!

2017年7月10日まで。

Collection Alicia Koplowitz / Musée Jacquemart-André / 158 blvd Haussmann, 8th / +33 1 45 62 11 59 / 10:00-18:00 毎日 / musee-jacquemart-andre.com